【伝統工芸品のご紹介】~鳴子伝統こけし~
2019.03.19 伝統工芸品について
【伝統工芸品のご紹介】~鳴子伝統こけし~
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木地玩具:江戸時代中期以後に、東北地方の温泉土産として生まれたものと伝えられています。
その昔、みちのくの山村で生まれた木地玩具は、楽しみの少なかった子供たちの良き遊び相手でした。中でも鳴子のこけしは、独創的な前髪、肩の張り、安定感のある胸と胴のくびれの写実的な描彩などに長い歴史にはぐくまれた鳴 子独特の味わいがあります。はめ込み式の首を回すと「キュ、キュッ」と鳴き、とても愛らしいみちのくの乙女の姿をしています。
※伝承し続ける木地師たちが願いを込めて作り上げる縁起物
・「誕生こけし」- 赤ちゃんの誕生記念に元気な成長を願う
・「夫婦こけし」- いつまでも仲睦まじくほほ笑む夫婦円満を願う
・「えんじゅこけし」- 家を建てた時等に ”鬼門” の方向に置いて魔除けをする
江戸時代中期以後に、東北地方の温泉土産として生まれたものと伝えられています
■製作工程
①原木の乾燥(木の皮をむいて6ケ月~1年間自然乾燥させる)
②玉切り(寸法に合わせて原木を切る)
③木取り(木の余分な部分を切り取る)
④荒挽き、頭挽き、胴挽き(ろくろを回転させて頭の部分、胴の部分を鉋で削る)
⑤磨き(サンドペーパー、とくさなどで磨く)
⑥さし込み、はめ込み(胴や頭をたたき込む)
⑦描彩(顔や胴の絵柄を描く)
⑧仕上げ(仕上げにロウをひく)