【伝統的工芸品のご紹介】~雲州そろばん(島根県)~
2020.02.12 伝統工芸品について
この度新しく雲州そろばんの取扱いを開始いたしました。
【歴史】
約180年前、とある一つのそろばんを奥出雲の天才宮大工が修理しました。
雲州そろばんの歴史とたくさんのドラマは、そこから始まったのです。
【製作工程】
雲州そろばんの完成までには180以上の工程があり、大まかに以下の順序で作られます。
材料の感想 → 珠作り → 軸作り → 枠作り → 組み立て → 仕上げ
最高級のそろばんは、すべて手作業で作られています。
一般的に普及しているそろばんは機械で加工されているものが多いですが、
雲州そろばんの組立・仕上げのほとんどは手作業で行われています。
①珠作り
最高級品は手削り、一般品は機械削りです。(画像は手削りの様子)
そろばんで最も重要なものは珠です。
動きが良く、冴(さ)えた高い音のするものが良い珠であると言われています。
特に「珠の穴」や「芯竹」の仕上げは入念に行われているので、長く使用するほど使い心地が良くなってきます。
②軸作り
画像は「芯こき」と呼ばれる工程で、竹を珠の穴の大きさに合わせて削っているところです。
これも最高級品のみ手作業で、一般品は機械で加工します。
③枠作り
枠のカタチを仕上げます。
④仕上げ
多くの方に高品質(最高品質)のそろばんを使っていただくため、私たちは一つとして妥協を許しません。
雲州そろばんの名工 伝統工芸士 2代目雲文
そろばんは、今も昔も多くの方々にご利用いただいています。
また、近年では知育道具としても人気があります。
お父さん、お母さん方が「我が子に勧めたい習い事」としても非常に人気です。
その理由として、計算力がつくだけでなく・・・
・集中力がつく
・右脳が育つ
・数字に対する抵抗力がなくなる
・忍耐力がつく
・机に向かう習慣がつく
そろばんは昔も今も日本で人気の習い事です。